マナー・オブ・マナー

社会で生きるために大切なマナーとは

学生から社会人へと成長するためのマナー研修

会社に入ると、まず最初に社内での新人研修を受けられるところは多いです。新人研修では、その業界の専門知識を覚えたり、会社の理念や指針を学んだりします。
しかし、社会人1年目はなかなか学生気分が抜けきれないことも多いので、知識や覚えること以前に社会人としてのマナーを学び理解することが重要とされ、社会の常識や礼儀を身につけるためのマナー研修を強化している企業が多いです。
例えば、電車の遅延で出社時刻に間にあわない可能性が高い時で考えてみた場合、学生気分がまだ抜けきれない新社会人はどのように会社に連絡を入れるのでしょうか。マナーを学ぶ前であれば、同じ時期に入社した友人に連絡を入れて上司に伝えてもらったり、ラインで連絡をするなどという意見が出ることがあります。
実際そのような場面になった場合は、まず会社に電話をして上司に報告を入れることが常識です。加えて、間違いなく電車の遅延による遅刻である証明として、遅延証明書の提出を求められることもあります。
また、取引先のお客様からメールで連絡を頂いた際も、マナーを学んでいない人の場合はわかりません。そのメールを読み理解することはもちろんですが、メールを受け取ったことを相手に伝える必要があります。その連絡を入れなければ、相手は送ったメールが読まれたのか、まだ読まれていないのか不安な状態が続きます。そういう不安が相手に不信感を与え、企業間のトラブルに発展してしまうこともあります。
残念ながら、報告、連絡、相談、挨拶、御礼など、当たり前に出来るはずのことが出来ていない新人が実は多いです。
早く一人前になってその会社の発展に貢献したいという気持ちももちろん大切ですが、まずは社会人としての最低限のマナーを身につけることが、一人前になるためには必要不可欠なのです。